J-SOL2

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J-SOL2

2009年6月27日(土)10:00-18:00
6月28日(日) 9:30-17:30
@東京 秋葉原 UDXカンファレンス

基調講演

キルステン・ディロルフ

ビジネスでこんなに使える
ソリューションフォーカス

〜グローバル企業からスモールビジネスまで〜

講師: キルステン・ディロルフ(独)
通訳: 青木安輝

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ソリューションフォーカス(SF)は様々なサイズの組織に応用可能です。
私自身の経験からスモールビジネス、中小企業、そしてグローバル企業に至るまで、さまざまな組織の現場でSFを活用した事例を紹介します。
そして組織へのSF応用が成功するためのキーポイントは何なのか、私なりにまとめたものを、製薬会社でのチームビルディング研修や石油化学会社におけるチェンジマネジメントプログラムの実例を交えて皆様にお伝えします。

特別ワークショップ

ピーター・ザーボ

ソリューションフォーカス・コーチングと
波乗りの技

〜〜スケーリングの効果的活用法〜〜

講師: ピーター・ザーボ(スイス)
通訳: 青木安輝

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熟練したサーファーは、大した努力もせず波乗りを楽しんでいるように見えます。それは彼らが波の持つ推進力を、優雅に利用する技術を身につけているからです。あなたが取り組んでいる課題やあなた自身の中に既に存在している推進力を効果的に利用することができれば、波乗りと同様に、より少ない行動でより多くを達成できるかもしれません!
このワークショップでは、スケーリング質問を利用したシンプルな方法で、仕事に“波乗る”方法を紹介します。

分科会T

「ソリューションフオーカスの哲学を活かして、
短時間で成果を挙げる」
戸辺美由起
戸辺美由起
(人材育成コンサルタント、研修講師、サティスボンバー株式会社)

「2時間という限られた時間で成果をあげるように求められたら、あなたは何をしますか?」 このワークショップは、昨年自動車部品メーカーの製造現場のリーダーを対象として行い、1回2時間(約1ヶ月に1回、合計4回実施)という短い時間で、現場のコミュニケーションおよび人間関係を向上させた研修の事例発表です。参加したリーダーは研修で得たことをすぐに現場で実践することにより、成果を作り出しました。ソリューションフォーカスの手法をそのまま使用することよりも、問題志向を含めた現状を肯定しながら、ソリューションフォーカスの基本哲学やアプローチを活かすことに力を注ぎました。

対象:企業研修講師、コンサルタント、企業人事担当・リーダー

主要ポイント:
・限られた時間の研修で成果を出す方法
・スモールステップによるラポール構築
・研修におけるSF哲学の導入ポイント


「“問題志向”と“解決志向”のハイブリッドが
プロジェクト現場を明るくする」
阿部真也
阿部真也
((株)マネジメントソリューションズ
チェンジマネジメントコンサルタント)

「なぜ遅れているんだ」「なぜ品質が悪いんだ」。どれもプロジェクトの現場で昔からよく聞かれる言葉です。プロブレムトークだらけのプロジェクトでは、メンバーはやがてやる気や元気を失ってしまいます。このセッションでは、SFによってメンバーの主体性を引き出し、やる気を高めつつ成功に近づけるためのヒントを、実際のプロジェクト事例を元にご紹介します。事例は製造業という問題志向が染みついた世界における、IT導入プロジェクトに起こった内容です。
「忙しくて時間がない」「人がいない」という状況で、どのようにプロジェクトを進めたらよいのでしょうか。そのヒントをお伝えします。目指せ問題志向と解決志向のハイブリッド!

対象:プロジェクト・マネージャー、コンサルタント、IT関係者などプロジェクトに携わる人

主要ポイント:
・プロジェクト現場を明るくできる
・プロブレムフォーカスとソリューションフォーカスの使い分けのヒントが得られる
・「あっ、自分にもできそう」という実感を持てる


「SFが、新しき組織風土・文化を創造する」
小島裕司
小島裕司
(NPOコーポレートガバナンス協会,
ソラングループ ウェブオフィス株式会社
ソリューショニスト、ビジネスコーチ、チームコーチ)

合併企業にて、「お互いの価値観を共有し、新しき組織風土・文化づくり」のプログラムに「ソリューションフォーカス」を活用した成功事例のご紹介です。プログラムとは、目的達成の為に、仕掛けられた罠です。多くの罠に、はまる事により、多くの喜びと葛藤を覚えます。4ヵ月間の活動は、職場に新しき風を吹かせる為に、Action-teamを22結成、お互いの価値観を共有しながら、Mission Dynamic-teamを目指しました。活動成果の場は、マインドマップを活用し発表、メンバーから、役員方に大きな感動と喜びを提供することとなりました。当日は、実際に活動の中で活用した解決支援ミーティング、OK-messageなど、ソリューションフォーカスの素晴らしき世界をご堪能いただきます。乞うご期待下さい。

対象:組織風土・文化づくりに関心のある方

主要ポイント:
・個人と組織の価値観を融合させる価値を知る
・SF:解決支援ミーティングの効果を知る
・組織に新しき風を吹かせる兆候を知る


「キャリア教育における
ソリューションフォーカス活用法と効果」
本田勝裕
石川雅嗣
キャリアコンサルタント“チームPONTA”
本田勝裕・石川雅嗣
(有限会社ポンタオフィス&オフィスRISM)

大学の授業や講演といったマスでのSF展開から、個人のキャリアカウンセリングの現場まで、SFの展開事例と効果についてレクチャーします。あわせて参加者の皆さんとのワークもあります。
キャリア教育を個人対応の場面から石川雅嗣が担当し、授業・講演での全体対応の場面から本田勝裕が担当します。石川は 『彼らの一歩を引き出す対話術』というテーマで、SFの7つの基本要素を個人カウンセリングの現場で活用している事例と効果をお伝えします。
本田は 『講義ではなく参画型授業へ』というテーマで、教室におけるSF活用事例と効果および「ポンタキャリアカレッジ」におけるSF活用事例と効果をお伝えします。キャリアカウンセリングという枠組みにとらわれず、若者とのエネルギーが湧いてくるコミュニケーションに関心のある皆さん、どうぞご参加ください。

対象:学校関係者(大学から初等教育まで)、企業採用及び教育担当者、講師、キャリアコンサルタントなど

主要ポイント:
・答えを出さなくていいのだという安堵感
・明日の現場(授業や職場)で必ず使えることがある
・「楽しいじゃな〜い♪」


「妻たちは、子どもの受験期をこう生きた」
渡辺照子
渡辺照子
(コーチ TERUコミュニケーションステージ)

「子どもの受験期をママが元気に生きよう!」のテーマのもと、参加者全員がフューチャーパーフェクトを描き、その実現に向けて毎日を子どもたちと過ごす中で、どう変化したか、何を得たかレポートします。月1回(全4回)のワークショップで、SFを活用し、ワークショップ終了後の個人セッションでも、SFを活用しました。子どもの受験は、母親にとって大きな重圧になることも多く、夫がその妻の重圧を受け止めてくれればいいのですが、忙しく疲れている夫は、それがままなりません。
そういう子どもの受験期をママが元気に過ごすことに、SFが使えたなら、妻の孤立からの脱出をサポートしようという夫達の参考になると考えました。SFで子どもの受験期をママ達が元気に生きたプロセスは、世の中の夫たちの妻理解にもつながるのではないでしょうか。

対象:仕事を持っている夫たち(もちろん女性も参加できます)

主要ポイント:
・妻のサポートの参考になる
・子どもの受験に対し、母親がどのようにSFを活用した日々を送ったかを知ることで、
夫の妻理解につながる
・夫達が、仕事と家庭のバランスを保ちやすくなる

分科会U

「チームで実践〜こんな変化が起きる」
吉田 謙
吉田 謙
(SMBCラーニングサポート 株式会社 )

「SFをチーム運営に活かす」をテーマに研修をプログラムしました。それを武器に自店を「はつらつ組織」に変えた支店長さんの事例を紹介します。郊外の小型支店です。メンバーから提案や意見がさっぱり でてこない。意欲も感じられない。無気力組織だと悩んでいた支店長がSF研修を受けました。
愚痴ばかりこぼしていた自分に気づきました。「みんなが仕事にやりがいと誇りを持って働ける支店にしたい」という思いが強まり、メンバーに語りかけ共に行動していきました。2ヵ月後にはアイデアや工夫が出る「はつらつ組織」に目覚しく変貌したのです。事例発表では、何をしたらどう変っていったかを、「清掃イベント」や「早帰りアンケート」などからもお話します。

対象:組織でのSF活用を考えている方であれば、どなたでも。

主要ポイント:
・SFを活用するとどのような素晴らしい変化がおこるか
・SFを活用したいと相手に思ってもらうためのポイント
・組織での研修を行う時に、どのような配慮が必要か


「成果へ向けた組織風土づくり」
〜個々のエンパワメントを通して組織エンパワメントへ〜
小林進一郎
小林進一郎
(成果を出す!ビジネスカウンセリング研究会代表)

目標達成のために努力してきたのに、環境変化要因があまりにも大きく、「何が悪いのか?誰が悪いのか?」の問題志向が蔓延した部の中で、メンバーは疲弊感を漂わせていました。戦略の練り直しの 中でコミュニケーションに問題があることが浮き彫りになってきて、部員へのヒアリングをすると「組織風土」と「育成」という2つの課題が新たに抽出できました。その後の4ヶ月間に渡るSF的改革の試みをレポートします。組織風土を「メンバー同士の関係性」の集合体と捉え、良い関係性を増やすことを 目的として、
1.組織メンバーをエンパワメントして組織風土改革のプラットフォームに乗せる、
2.役立ったコミュニケーションの共有でコンプリメント、
3.変化を促進するフォローアップ、
の3つを柱とした組織風土の改革を試みた結果、部門長からも同僚からも、この改革は続けていこうという声が上がりました。

対象:組織にかかわる人全て、臨床家、コンサルタント

主要ポイント:
・自分の組織を、自分の手で、自分にとって働きやすく変えることができる
・組織が元気になる「組織変革アプローチのコツ」を知ることができる
・SFアプローチの組織変革で生じる特徴的な課題点を知ることができる


「SFで10名以下のチームを活性化させる方法」
五島光
五島 光
(経営コンサルタント 経営戦略研究所株式会社)

私は歯科医院を中心にコンサルティング業務をする中で、年間600回以上のスタッフ面談でソリューションフォーカスを少しずつ使いながら、次々と生じる問題に対して、よりポジティブに解決構築できるチームを作るための方法を培ってきました。その中でSFを用いたときに、チームがうまくいく理由・いかない理由もわかるようになりました。事例発表は、SF的個人目標管理、チームをプラスの雰囲気にする小技、顧客アンケートにSF要素を入れて組織を明るくする方法、SF的要素を取り入れた面談法、反省会を「振り返りミーティング」にする方法、自分の会社にSFをこっそり広める方法、その他実践済みのノウハウ満載です。これからの厳しい時代に「SFの要素を取り入れた強くしなやかな組織を作りたい」「自分のチームにSFを取り入れたい」という思いをお持ちの方にお役に立てる内容です。

対象:部課内のリーダー・管理職、およびコンサルタント、研修講師

主要ポイント:
・社内や自分の周りにSFを広げていく方法が得られる
・チームリーダーとしてのSFマインドの持ち方がわかる
・自信を持ってソリューションフォーカスを使っていこうと思えるようになる


「いつでも どれでも いくらでも SFバイキング!」
〜中小企業体質改善 草の根的SF活用法〜
西浦絵美
西浦絵美
(株式会社ピーフォームコミュニケーション 代表取締役)

SFの魅力の一つは、その手法がパターン化したモデルとしてだけでなく「どれでも いつでも いくらでも」取り入れられることだと考えます。私が紹介するのは、社員30名程の北陸地方の葬祭会社。
アットホームでチームというより仲良しグループだった企業です。月に一回の研修で、外から上から無理強いするのでなく、口頭で手紙でOKメッセージを発信し合うことで社員間の信頼を深め内部から自主性を回復し、業務の効率、個人の働きがいへと繋がります。会社、自分のありたい姿を描く楽しく辛い?工夫も是非ご紹介したいです。

対象:中小企業の企業体質改善に望みを持っている方(業界、職種は問いません)

主要ポイント:
・今すぐできることが見つかる
・SF手法の応用法が理解しやすい
・やる気、やりたい気、できそうな気が湧いてくる


「SF的ワークライフバランス術」
〜職場と家庭でのSF実践例〜
中村一浩
中村一浩
(株式会社リクルートマネジメントソリューションズ)

ワーク: 「同僚とのスケーリング活用で成果をあげたプロセスレポート」
専門知識・営業経験の少ない中途社員二人が中心となって進めた新規事業の営業、開発活動において、新たな課題が次々出てくる中でいかにお互いの前向きさ・意欲を保つかが課題でした。その為に、毎週「営業スキルアップ会議」を開催し、SFのスケーリングを使ったシートを用いて、お互いの現状とありたい姿・ゴールを共有し、前向き営業を進めた体験のレポートです。
ライフ: 「2世帯生活が始まる中で、『帰りたくなる家庭』をいかにつくるか」 妻とその母親とが衝突することが多い中で始まる2世帯生活において、いかに円満な家庭の雰囲気を作ることができるか、もしくはぶつかってもいかにすぐ元の状態に戻れるようにするかを模索したSF実践例です。特にその過程を通じて自分の価値観が変わり、結果として家庭内の状態だけでなく、仕事への取り組み方も大きく変わり、職場の同僚へもその影響は波及しました。

対象:ワークライフバランスに興味のある方、家庭内でのSF利用に興味のある方、
SF初心者、働くパパ、企業の育成担当者(新人、中途、営業など)

主要ポイント:
・家庭内でのSF活用方法
・企業での新人育成におけるSF活用方法とそのツール
・帰るのが待ち遠しくなる家庭づくりの話!

分科会V

「製造業における"SF inside" な会社実現への挑戦」
ZACROS5夢の会
ZACROS5夢の会
(代表:藤森工業株式会社名張事業所長 本間俊介 )

我々の名張事業所では、昨年所内でソリューションフォーカス基礎コースを開催し、他部署からの参加も含め所長以下40数名が参加しました。その後所長を含む5名がSF実践コースに参加し、それぞれのテーマを解決する行動の中でSFを強く意識して取り組んだ結果、夫々の部署でコミュニケーションの改善やモチベーションアップが図られ、結果として仕事の成果や効率の改善、不平不満の減少など、さまざまな効果が見られました。その後この5人は「ZACROS5夢の会」という名称でSFミーティングを続け、じょじょにメンバーを増やしながらSFを活用した職場改善に取り組み続けています。会社全体でも少しずつSFが認知されつつありゆくゆくは事業所のマネジメントのすみずみに至るまでSFの要素が活かされた"SF inside"な事業所を目指しています。その過程を皆さんと分かち合い、またご指導いただきたいと思います。

対象:職場内のあらゆる改善・改革から、組織的な活動成果を目指されている方

主要ポイント:
・実践コース複数参加のパワーと効果(5夢の会パワー)
・職場活性化のヒント(SF活用新ツール)
・職場間のSF的コラボレーションや全社への広がり


「SFアプローチによる若手マネジャー
&チームへの個別 チーム・コーチング」
ジョージ・アガフィテイ
ジョージ・アガフィテイ(ルーマニア)
(SFコーチ&トレーナー)

このケースのクライアント組織は数万人の会員を擁し、200人の従業員が働く会計関係の専門家会員組織です。2人のファシリテーター、コリーナ・ヴェリチュとジョージ・アガフィテイに対しての理事長からの依頼は、マネジャーたちが責任感を持って職務に打ち込み、成果を上げ、組織内の協力体制を強化するチーム感覚を持つような変化を起こして欲しいというものでした。そこでファシリテーターたちが提案したのは、ソリューションフォーカス(SF)にアプリシャティブ・インクワイアリー(AI)の技法を加味した「既に発揮されているマネジメント能力」という名前のプログラムを集合研修と個別コーチングを組み合わせて実施することでした。
目指したのは、参加者がお互いのつながりをより強く感じ、他のメンバーの長所を発見し、支援し合い 新しいアイデアを出していくような場づくりです。最初の集合研修実施後3週間で参加者が提案した部署間協力のためのアイデアを理事会が承認し実施されたり、理事長から各マネジャーの行動がよく見えるようになったという成果が報告されました。そして全体的に見られた成果として、従業員が解決志向的な言葉を使うようになり、エネルギーが増し、すでに存在するリソースやできていることに焦点をあて、「次のステップ」を探すという傾向が見まれました。

対象:人材開発・組織開発コンサルタント、コーチ、研修講師、人事教育担当者他

主要ポイント:
・SFとアプリシャティブ・インクワイアリー(AI)の組み合わせ方がわかる。
・専門家集団に対してその専門領域に関する知識を持たずに研修をする方法。
・チームコーチングと個人コーチングの組み合わせが生む効果。


「PAL(ポジティブアクションラーニング)」
渡邉誠
渡邉 誠(Max Watanabe)
(サクセスポイント株式会社)

PAL(ポジティブアクションラーニング)と「ポジティブ心理学」で組織の活性化を進めている事例です。
PAL(ポジティブアクションラーニング)とはポジティブなAL。SF(ソリューションフォーカス)とAL(アクションラーニング)の両方の良さを取り入れて組織改革を進めていく方法です。プロジェクトの生産性向上 プロジェクトマネージャーのリーダーとしての資質向上などを目的とした研修の内容や現場の実践をご紹介します。ポジティブ心理学の考え方やソリューションフォーカスの浸透および定着そして組織の変化に多くの効果をあげています。解決に向かってみんなで知恵を出していく。人の強みに焦点をあてる。うまく行ったことに焦点を当てる。そんなSFの良さを十分に会議の場に取り入れられるPALの内容をミニ体験を交えながらご提供したいと思います。

対象:組織改革を進める方、組織を元気にしたい方、事業の責任者、人事教育担当者

主要ポイント:
・SFおよびポジティブ心理学を現場で活用する方法が分かる ・PALの進め方を理解できる
・事例から成功したところや工夫したところが分かる


「経済危機の中でのSFリーダーシップ」
モニカ・フック
モニカ・フック
(ルフトハンザシステムズCEO)

私はモニカ・フックと申します。ルフトハンザ航空で20年以上組織のリーダーとして、またエグゼクティブ・コーチとして様々な仕事に携わってきました。現在ブダペストに拠点を置くルフトハンザの子会社ルフトハンザシステムズにCEOとして赴任しています。ビジネス経済環境が厳しい中で、才能ある社員を伸ばし、国境をまたぐITプロジェクトの困難に打ち克ち、どのように成功する会社をつくりあげてきたか、私の体験をレポートさせていただきます。親会社から遠く離れたところで「言われたものをつくる」だけだった会社が、「自分たちの成功は自分たちでつくる」という状態にいかにシフトしていったか。
そのレポートの中で、皆さんの現場でも使える具体的なツールを提供したいと思います。

対象:SFを活用しての強い組織づくりに関心のある方、マネジャ、経営者

主要ポイント:
・コスト削減および人員削減傾向の中でいかに顧客の要望を満たすか
・才能ある社員を引き抜かれずに、自社にとどまらせるために何ができるか
・SF活用を良い人間関係づくりにとどめずに、生産性・効率性向上に結びつけるポイント

オープンフォーラム

「組織内マネジャーによる賢いSF活用」  
オープンフォーラム1
オープンフォーラム1
オープンフォーラム1

全員参加型のオープン・フォーラムは、SF実践経験豊富な話題提供者のトークと参加者がつくる小グループでの自由討論および全体での共有を組み合わせたダイナミックな相互学習の場です。

司会
小林進一郎(成果を出すビジネスカウンセリング研究会代表)
話題提供者
本間俊介(ZACROS名張事業所長)
清水秀樹(株式会社ミラプロ経営企画室長)
モニカ・フック(ルフトハンザ航空システムズCEO)
阿部真也(プロジェクトマネジメントコンサルタント)
コメンテーター
キルステン・ディロルフ
ピーター・ザーボ

プレセミナー

キルステン・ディロルフ

変化のための新しい“文法”

大企業においてソリューションフォーカス活用で
真の違いをつくった物語と実例

講師: キルステン・ディロルフ(独)
通訳: 青木安輝

詳しいプロフィール>>

ソリューションフォーカスのシンプルさや応用しやすさ、そしてその効果に関しては疑いを持っていない皆さんも、はたしてこの手法は大きな組織には通用するのだろうかと疑問符が浮かんだことはありませんか?

このセミナーでは、キルステン・ディロルフさんが欧州の石油化学企業、製薬会社、鉄鋼会社などの大企業において実施した、チーム訓練、リーダーシップ開発プログラム、チェンジマネジメント・プログラムなどの実例を紹介しながら、彼女の成功と失敗を通してソリューションフォーカスの応用ポイントに関するインタラクティブな学習をしていただきます。

相互コーチング実習、ロールプレーイング、ケーススタディ、リフレクティングチームなど、様々な形式の学習機会が設けられます。そして新しい思考法、組織へのSF導入にあたって効果的な物語、そして何より「SFって使える!」という自信を お持ち帰りいただきます。

セミナーの後半では、SFCT(The Association for the Quality Development of Solution Focused Consulting and Training)の初代会長であるキルステンさんに、良いSFワークを認証するプロセスはどのような効果を生みだすことに なったのか解説していただきます。ソリューショニスト同士が、お互いのSFワークの質を高めるために、どのような過程を経て、自分の仕事を振り返り、また他者からのフィードバックを受け取ることができるのか、ビジネス領域のSFならではの新しい展開です。

本人からのメッセージ
「以前から日本文化にとても魅力を感じてきましたので、今回J-SOL2にお招きいただいて大変光栄です。皆さんにお会いするのがとても楽しみです!」

ポストセミナー

ピーター・ザーボ

成果が長続きするSFコーチング (2日間)

講師: ピーター・ザーボ(スイス)
通訳: 青木安輝

詳しいプロフィール>>

ヨーロッパにおける代表的なSFコーチ育成者であるピーター・ザーボ氏の実践的ソリューション・フォーカス・コーチング入門講座です。ピーターさんはSFAの創始者であるスティーブ・ディシェーザーやインスー・キムバーグの欧州でのセミナー通訳をつとめ、強い影響を受けました。そしてインスーとはその後さらに関係を深め、セミナーを一緒に開催したり、本を共同執筆、DVDを共同製作されました。現在活躍しているソリューショニストの中でも、直接インスーの影響を色濃く受けている貴重な存在です。

私が欧州のSOL大会に初めて参加した時に大会ホストを務めていたのがピーターさんで、その暖かくホスピタリティー あふれる態度に触れた時、SOLは私にとって第二のふるさとになったような気がしました。概念(コンセプト)や言葉で表現された理論だけではなく、ピーターさんが態度で示しているものからも学ぶことが沢山あります。シンプルな構造で短時間の内にクライアントの自発性を引き出すピーターさんの卓越したSFコーチングの技術、そしてソリューショニスト としてのモデルとなる肯定的態度にぜひ直接触れてみてください。

<ピーターさんからのメッセージ>

「コーチングが効果をもたらすためには、長期間続けるという条件は必要ではありません。驚くほどシンプルで簡単な方法で、永続きする素晴らしい成果が得られる方法を学んでみませんか。
このプログラムに参加することで、短期間で効果的なコーチングを体験し、すぐに活用し始めることができる ようになります。

このセミナーでは:
  • コンパクトさと高い効果を両立させるために、初回セッションおよびフォローアップセッションを どのように組み立てたらよいのかを発見することができます。
  • コーチング・カードを用いながら、SFコーチングの真髄である3つの要素を実践的に体感することができます。
  • 葛藤状態に陥っているなど、様々な状況のクライアントに対してスケーリングを効果的に用いて、魔法のように パワフルな展開を生みだすのを体験することができます。
  • ソリューションフォーカスと他のコーチング手法とを比較し、SFの独自性がどのようなところにあり、有益な変化に 結びつく違いはどの部分なのかが理解できます。」

東京ではJ-SOL2と連続した2日間の開催となります。京都では、同じ週の週末開催となります。 ご都合のよろしい方をお選びください。J-SOL割引はどちらも適用されます。

クライアントの声

ピーターさんは我が社の優秀なエンジニアの選抜チームに新しい魅力的な問題解決法を提供して下さいました。それまで彼らが慣れ親しんできた問題を分析して真因をつきとめるという方法ではなく、原因にはこだわらず前進する手法です。それによって今まで解決困難と思われていた複雑で国境をまたぐ国際的難問に対してさえも、彼らは新しい選択肢や可能性を見出せるようになりました。
わが社のビジネスは航空会社に最高に洗練されたシステムを提供することです。ピーターさんのワークショップではその正しい方向に向けて実際に違いをつくっていくスタートが切れたことが体感でき、素晴らしいと思いました。ピーターさんは問題の困難さに対する理解を深く示しながらも、それを変えていける力を自分たちが持っていると確信できるようチームをリードしてくれました。
個人的な感覚ですが、ピーターさんと3日間一緒に過ごすのは、3週間ハワイに行くよりも良い体験になります!

モニカ・フック(Monika Houck)ルフトハンザ・システムズ ハンガリア CEO

私はコーチングや研修の仕事に携わって25年になりますが、ピーターさんほどの実践者に出会うことはまれです。彼のセミナーに参加した生徒は、彼から学びながらも、どんどん自分らしさを発揮できるようになるように見えます。彼は専門家然と自分を見せようとすることなく、自然体でいながら専門性を見せてくれます。解決志向の理論を土台にしっかり据えて、セミナーの中にそれを確実に反映させながらも混み入ったレクチャーはせず、明るく楽しい雰囲気をつくりだしてくれます。そして参加者同士がつながり合えるようにする工夫がとても上手なので、参加者が自発的にお互いから学ぼうとする相互学習の場がつくられます。
彼に学んでから私のコーチングスタイルも変化しました。クライアントが陥った穴から抜け出すのが早くなりましたし、よりシンプルで短時間のセッションが可能になりました。可能性がある方向により志向するようになったので、個人でもグループでも成果が早く出るようになりました。

ピッパ・バザン (Pippa Basan PCC) イギリス在住 エグゼクティブコーチ

ピーターさんには2008年の秋学期にトロント大学で解決志向モデルのコーチングを教えていただく講座を持っていただきました。私たちにとって彼のセミナーは非常に新鮮であり、受講した学生やコーチの方たちに非常に好評でした。私は半日しか彼のセミナーを受講していないのですが、その半日で非常にたくさんのことを学びました。ピーターさんの2日間講座に対する学生の評価点数は、私がこの10年間に見たどのような講座に対する評価よりも高いものでした。
ソリューションフォーカスを活用したある研究グループの学生たちは、ピーターさんの講座での体験からインスピレーションを得て、様々な実験的試みを始めています。またピーターさんに来て欲しいという声が大変多く、次の解決志向コーチング講座を企画しようとしているところです。
もしかすると次回は教室に入りきれないほどの生徒が来るのではないかと心配しています。

ロナルド・ワーナー(Ronald Warner) トロント大学心理学教授

本人からのメッセージ
「インスーは毎回セミナーやセッションをする毎に新しくSFを再創造していました。
私のスタイルも非常にそれに近いです。
日本の皆さんと一緒にSFを再創造するのがとても楽しみです。
カラオケは一日一時間以内にしておきたいです(笑)」

著書:インスー・キム・バーグのブリーフコーチング入門 (創元社)
インスー・キム・バーグ&ピーター・ザボ
著書:簡単でシンプルなコーチング
ピーター・ザーボ&ダニエル・メイアー
著書:S.U.R.F
ピーター・ザーボ著
ツール:SKALE BOARD MINI
ピーター・ザーボ考案
青木安輝

通訳紹介: 青木安輝

2005年1月に(株)リューションフォーカスコンサルティングを設立(2013年株式会社ソリューションフォーカスに変更)して以来、日本でのビジネス版ソリューションフォーカスの普及に努める。著書は「解決志向の実践マネジ メント」(河出書房新社)「コーチング一日一話」(PHP研究所)等。欧州で年次大 会として開催されているSOL国際会議に2005年日本人として初めて参加し、2007年の大会では日本の事例を紹介するワークショップを開催、好評を博す。
2005年の出会い以来、ザーボさん一家とは家族ぐるみの親交を温めている。